真如堂は正暦3年(992年)、比叡山の僧・戒算上人が延暦寺常行堂に安置されていた阿弥陀如来像を、東三条院藤原詮子の離宮に移し奉安したことに始まると伝わる。本尊は最澄が刻んだとされ、「我は女人を救済する」と三度うなずいたとの伝説から「うなずきの弥陀」と呼ばれる。創建後は都内各所を転々とし、応仁の乱(1467〜1477年)をはじめとする戦乱でたびたび焼失・移転を余儀なくされた。現在地に落ち着いたのは元禄年間(1688〜1704年)のことで、元禄6年(1693年)頃に伽藍が整備されたと伝わる。江戸時代には天台宗の寺院として庶民信仰を集め、現存する三重塔もこの時代に再建されたとされる。明治期の廃仏毀釈…