不忍池の南畔に建つ台東区立の博物館で、昭和55年(1980年)に下町の歴史と庶民文化を保存・展示する目的で開館した。1階には大正期の下町の町並みが実物大で再現されており、駄菓子屋・長屋・銅壺屋(銭湯の水を沸かす職人の店)・花緒製造所など、近代東京の下町風景を昭和初期の姿そのままに体感できる。2階は下町の暮らしにまつわる生活用具・遊び道具・祭礼資料などを展示。蓄音機・黒電話・手回しミシンなど実際に触れる体験型展示が充実し、子供から年配まで楽しめる。江戸から昭和中期の下町文化を学ぶ格好の施設で、上野恩賜公園散策の締めくくりに立ち寄るのに最適。