慶長11年(1606年)、嶽誉上人によって京都西陣の地に創建された浄土宗の寺院である。上人は貧窮の中にあっても飼い猫を手厚く世話していたと伝わり、ある夜その猫が踊りを舞って檀家を呼び寄せ、寺の窮状を救ったという不思議な縁起が残る。この伝説から「猫寺」の通称が生まれ、以来、猫との深い結びつきが当寺の特色となった。江戸時代を通じて西陣の閑静な住宅地に小寺として存続し、地域の人々の信仰を集めてきたとされる。近代以降は動物・ペットの供養を執り行う珍しい寺院として広く知られるようになり、全国の愛猫家や動物愛護者の参詣が増えた。本堂には猫にちなむ絵馬や奉納品が数多く集まっており、猫の健康祈願・供養のお守り…