須賀神社は聖護院の東隣に位置し、素戔嗚尊と奇稲田姫命を主祭神として祀る。創建の年代は明確でないが、聖護院と深く関連した古社として知られる。境内には「文子社(あやこしゃ)」と呼ばれる末社があり、菅原道真公の乳母とされる多治比文子(たじひのあやこ)を祀るゆかりの深い社がある。
当社が最も広く知られるのは節分の「懸想文売り」の風習による。江戸時代からの伝統で、節分の2日間だけ、公家装束(烏帽子・白装束)をまとった懸想文売りが参道に立ち、「懸想文(けそうぶみ)」を売る。懸想文とは相手への恋心を記した手紙のことで、これを財布やバッグに入れると縁結びや美しくなるとのご利益があると伝わる。懸想文売りは通常…