江戸時代、御三家筆頭・尾張徳川家の下屋敷「戸山荘」として造営された大名庭園の跡地で、敷地約13万坪の広壮な回遊式庭園に「戸山二十五景」と称された名所を配し、東海道五十三次の宿場町を模した庭園道「宿場町景」や琵琶湖を模した大池などを擁した江戸随一のテーマパーク的大名庭園であった。中でも園内の築山「玉円峰(通称・箱根山)」は駿河の富士・箱根山を模して築かれ、標高44.6メートルは山手線内(23区内の平地部)における最高峰として今も測量三角点が設置される。明治2年(1869年)に尾張家から陸軍へ移管され陸軍戸山学校となり、戦後の昭和29年(1954年)に都立戸山公園として開園、大久保地区(西側)と箱根山地区(東側)の二分された18.6ヘクタールの広大な公園が市民に開放された。箱根山山頂には「登頂証明書」が交付される市民サービスもあり、春の桜、秋の紅葉、山頂からの360度パノラマなど、都心とは思え…