宇治神社・宇治上神社の創建は、第16代仁徳天皇の御代(311年頃)に、皇位継承を辞退して宇治に隠棲した菟道稚郎子命(うじのわきいらつこのみこと)を祀ったことに始まると伝わる。隣接する宇治神社とともに「宇治の離宮」と称され、古来より皇族・貴族の崇敬を集めた。平安時代後期(1060年頃)には現存する本殿内陣が造営されたとされ、これは日本最古の神社建築として今日に伝わる。鎌倉時代前期には拝殿が建立されたと推定されており、本殿・拝殿はともに国宝に指定されている。中世以降も宇治の地を治める勢力の保護を受けながら法灯を維持した。明治時代には近代社格制度のもとで村社に列せられた。1994年(平成6年)、ユネ…