光林寺は大山崎町に所在する寺院だが、創建年代・開基・宗派の沿革を明確に伝える信頼できる史料は確認できていない。大山崎は天王山と淀川に挟まれた交通の要衝で、古代の山崎橋・山崎院に始まり、中世には荏胡麻油の油座で知られる離宮八幡宮を中心に栄え、宝積寺(宝寺)や千利休ゆかりの茶室・妙喜庵をはじめ多くの寺社が営まれてきた。光林寺もこうした山崎の町に根ざした寺の一つと考えられるが、山崎観光案内所や大山崎町の寺院一覧では同名の記載が確認できず、その来歴は明らかでない。確かな記録に乏しいため断定は避け、今後の現地調査による補訂を俟ちたい。