善福寺は浄土宗に属する寺院で、右京区宇多野福王寺町に寺域を構える。浄土宗は法然上人(1133〜1212年)が開いた宗派で、阿弥陀如来の本願力による称名念仏を根本とする。
宇多野は、かつて宇多天皇が仁和寺を創建した地域(888年)として知られ、仁和寺・龍安寺・妙心寺など世界文化遺産を含む多くの名刹が集まる右京区西北部の地域である。善福寺はそうした歴史的・文化的環境の中に根ざした地域の念仏道場として機能してきた。
詳細な創建年・開山者の公開資料は現在確認できないが、浄土宗末寺として宇多野の住民の菩提寺・念仏道場としての役割を果たし、現在に至っている。