知恩院は、法然が晩年に念仏の道場として開いた「吉水草庵(よしみずそうあん)」の跡地に建てられた浄土宗の総本山です。現在の建物の大部分は江戸時代に建てられており、山門(三門)は高さ24メートル・幅50メートルという日本最大級の木造山門です。
毎年1月には「御忌大会(ごきだいえ)」という法然の年忌法要が盛大に営まれ、全国から多くの門信徒が参拝します。また毎夕5時から行われる除夜の鐘は「知恩院の除夜の鐘」として全国的に有名で、京都の年末の風物詩となっています。
金戒光明寺(黒谷)は、法然が比叡山を下りた後、最初に草庵を結んだ場所とされています。「黒谷さん」の通称で親しまれ、幕末には会津藩の本陣が置かれたことでも知られます。
境内の山頂付近にある三重塔と文殊菩薩像は見ごたえがあり、春の桜と秋の紅葉の名所としても有名です。
嵯峨野の二尊院は、釈迦如来と阿弥陀如来の「二尊」を本尊とする寺院で、法然が重視した「来迎の阿弥陀如来」と「発遣の釈迦如来」をそれぞれ祀ります。法然と親鸞の木像も安置されており、師弟が共に念仏に励んだ場所として浄土宗・浄土真宗両派の縁深い霊地です。