承和年間(834-847年)、熱田神宮の鍛冶職・**尾崎善光**が自邸内に金属の神である金山彦命・金山比売命を勧請したのが起源と伝わる熱田区金山町の古社で、応永年間(1394-1427年)には正式に社殿が建立され、「**尾張鍛冶発祥の地**」として全国の金物商・鍛冶職人に崇敬されてきた。室町後期から江戸初期にかけては「**金山鍔(かなやまつば)**」と呼ばれる刀装具(鍔)の一大生産地として栄え、尾張の武具生産・刀剣文化を支える金属神の霊場となった。江戸末期には金物商の2つの講(信仰組織)が中心となって社殿の造営が行われ、商工業者の信仰の中心として地域に根付いた。明治5年(1872年)に村社に列せられ、昭和4年(1929年)には神饌幣帛料供進神社に指定された。「金山」という駅名・地名の由来となった神社そのものであり、金山駅からわずか300mの至近距離に鎮座する、名古屋の産業史・刀剣史を語る上…