大善寺は浄土宗西山深草派の寺院で、誓願寺(新京極通三条)の塔頭にあたる。創建は和銅2年(709年)に大和多武峯(談山神社)から来住した僧が一寺を創立したことに始まるとされ、後に第3代天台座主・円珍(智証大師、814〜891年)または慈覚大師円仁(794〜864年)が勅を奉じて地蔵尊像を安置し再興したと伝わる。
大善寺は「洛陽六地蔵(京都六地蔵)」のひとつに数えられる。六地蔵とは、平安時代後期に小野篁(おののたかむら)が冥府を旅した際に刻んだとされる地蔵菩薩6体が京都の6つの街道の出入口に配置されたもの。地蔵菩薩は死者の救済・子供の守護・縁切りなど多様な功徳で知られ、京都六地蔵は毎年8月22・…