慶長18年(1613年)から明治8年(1875年)まで260年余にわたり江戸の牢獄として機能した伝馬町牢屋敷の跡地。現在は十思公園として整備されている。敷地は約2600坪に及び、揚座敷・大牢・百姓牢・女牢など階層別の牢獄が設けられていた。安政の大獄で捕えられた吉田松陰は安政6年(1859年)10月27日にこの牢屋敷で斬首刑に処された。享年30。園内には「松蔭先生終焉之地」碑と松陰直筆の辞世の句碑が立つ。高野長英・橋本左内・頼三樹三郎ら幕末の志士もここに収容された。隣接する十思スクエア別館内の「小伝馬町牢屋敷展示館」では牢内の復元模型や発掘された石垣を見ることができる。園内には寛永寺から移設された「石町時の鐘」も現存する。