本禅寺は応永34年(1427年)に日親上人(にっしんしょうにん、1407〜1488年)が創建した日蓮宗の寺院。日親は日蓮宗の中興の祖の一人で、強烈な布教活動で知られる。
永享5年(1433年)、日親は6代将軍・足利義教(よしのり)に対して「立正治国論(りっしょうちこくろん)」を著し、日蓮宗以外の宗教を排して国を治めるよう主張した。これに激怒した足利義教は日親を捕らえ、灼熱の鉄鍋を頭にかぶせる拷問を加えたとされる。しかし日親はこれに屈せず念仏を唱え続けたため、「鍋かぶり日親」の異名が生まれた。この出来事は日蓮宗の殉教精神を示す象徴的なエピソードとして後世に語り伝えられた。
日親はその後も各地…