東五反田の高台に広がる品川区立の池泉回遊式庭園で、江戸前期の寛文8年(1668年)以降、岡山藩主・池田家の下屋敷が営まれた由緒ある土地。池田家は鳥取藩から転封した32万石の大名で、明暦3年(1657年)の大火で江戸屋敷を焼失したのち、ここ大崎村の高台に下屋敷を構え、周辺一帯は「池田山」と呼ばれるようになった。約40年かけて整えられた下屋敷の総面積は3万7,600坪に及び、鴨場を擁し富士山を一望する景観を誇ったとされる。廃藩置県後も池田家の邸宅として使われ、戦後は個人邸となっていたが、品川区が庭園部分を保存すべく取得し、昭和60年(1985年)に区立公園として開園。現在は大名庭園の回遊式の園路、滝と池泉の構成、武蔵野台地の高低差を活かした立体的な空間構成など、江戸期の原形を良好に保存する都心では稀少な公園である。隣接する池田山住宅街は「城南五山」の一つ、東京屈指の高級邸宅街として知られ、皇后…