中央区佃一丁目の隅田川河口部に位置する都立公園で、2つの歴史が重なる重要な史跡。まず江戸時代の寛政2年(1790年)、老中・松平定信の寛政の改革で無宿人収容・更生のために石川島に設置された「人足寄場」(日本最初期の矯正施設)の跡地で、作家・長谷川平蔵(火付盗賊改方)の建言により実現した江戸の治安・福祉政策の画期。次に嘉永6年(1853年)のペリー来航を受け、水戸藩主・徳川斉昭が石川島に造船所を創設、のちに明治期の「石川島平野造船所」(1876年)・「石川島造船所」(1889年)として日本近代造船業の起源となり、現在の「IHI」(旧石川島播磨重工業)の発祥地。江戸〜明治の重層的な歴史を伝える記念碑と説明板が立つ。