頂法寺の草創は推古天皇元年(587年)と伝わる。聖徳太子が四天王寺(現・大阪)建立の用材を求めて諸国を旅した際、この地の池で沐浴し、如意輪観世音菩薩を安置した六角の堂を建てたのが起源とされる。以来、平安京の中心に近い地として皇室・貴族の崇敬を集めた。
平安時代末、浄土真宗の開祖・親鸞聖人(1173〜1263年)は寛仁2年(1201年)、百日参籠の夢告によって法然上人への入門を決意したことが伝わる。この「六角堂参籠」の故事は浄土真宗の歴史に深く刻まれている。
室町時代後期、当寺の住職を代々務めた池坊家の池坊専慶が文明4年(1472年)前後、各地の花を持ち寄って飾る「立花(りっか)」の技法を確…