養老5年(721年)、行基菩薩によって創建されたと伝わる法相宗の寺院。行基はこの地を菅原の地として拠点とし、社会事業や布教活動を広く行った。天平21年(749年)には行基がこの寺で入寂したと伝えられており、以来その聖跡として篤く崇敬されてきた。本堂は行基が東大寺大仏殿を建立する際の雛型とした建物であるとの伝承から「試みの大仏殿」と称される。中世には戦乱や火災による衰退を経たとされ、現存する本堂は室町時代に再建されたもので、国の重要文化財に指定されている。近世以降は菅原氏ゆかりの地として、また行基信仰の拠点として地域の信仰を集め続けた。近代に入り法相宗の別格本山として位置づけられ、現在に至る。境…