正安元年(1299年)、日蓮の孫弟子・日実(にちじつ)上人が材木座の字「沼浦(ぬまうら)」に開創した日蓮宗の寺院。山号は**海潮山(かいちょうざん)**、本尊は三宝祖師像。住所は鎌倉市材木座2-7-41。
沼浦は文応元年(1261年)に幕府に捕縛された日蓮が伊豆国(現静岡県伊豆市)への流罪の際に出港した地として知られる。開山・日実の父はそのとき日蓮を渡船で救済した漁師の一族と伝わり、法縁はこの地と深く結ばれていた。
天和元年(1681年)、大津波が材木座沿岸を直撃し、沼浦の旧伽藍が被災した。寺は現在の材木座2丁目の地へ移転したが、この現在地もまた由緒深い。日蓮の直弟子で六老僧の筆頭・日昭(にっしょう)が隠居した「浜土法華堂(はまつちほっけどう)」の跡地にあたり、法華寺と改称された後に玉澤妙法華寺の前身となった鎌倉法脈の核心的聖地であった。鎌倉時代の御家人・工藤祐経(くどうすけつね、曽我…