妙覚寺は永和4年(1378年)、材木商・小野妙覚の外護を受けた日実上人が創建した日蓮宗寺院で、京都における日蓮宗伝道の先駆者・日像菩薩を開山として仰ぐ。正式名称は「具足山妙覚寺」で、日蓮宗の本山の一つ。
寛正4年(1463年)に隣接する本覚寺を吸収して拡大したが、天文5年(1536年)の「天文法華の乱」で全焼し法華宗は洛外へ退去。永禄元年(1548年)に勅許を得て洛中へ復帰し、現在地に再建された。
織田信長との縁は特に深く、天正年間の京都滞在(計20回前後)のうち約18回をここに宿泊した。本能寺の変(天正10年・1582年)の夜、信長の嫡男・織田信忠も当初ここに宿泊しており、変の報を受けて…