南禅寺は正応4年(1291年)、亀山法皇が離宮を禅寺に改め、無関普門(大明国師)を開山として創建した。室町時代には五山之上の格を与えられ、日本の禅宗寺院の中で最高位に位置づけられた。しかし、応仁の乱(1467〜1477年)をはじめとする兵火により、境内の伽藍は幾度も焼失した。現在の三門は、江戸時代初期の寛永5年(1628年)に藤堂高虎が大坂夏の陣(1615年)の戦死者の菩提を弔うために寄進・建立したものである。高さ約22メートルを誇るこの楼門は、知恩院山門・久遠寺三門とともに日本三大門の一つに数えられる。上層部は五鳳楼と呼ばれ、内部には釈迦如来と十六羅漢像が安置され、天井には鳳凰や天女が極彩色…