専念寺は浄土宗の末刹として、左京区西寺町通仁王門上る正往寺町465番地に位置する。開基は故念上人(こねんしょうにん)と伝えられ、山号「一心山」は阿弥陀如来へのひたむきな帰依を表す。
正往寺町には正往寺(455番地)を中核として、正念寺(456番地)・本正寺(458番地)・見性寺(461番地)・専念寺(465番地)と番地が連続する形で浄土宗・法華宗系の寺院が密集する。これらはいずれも豊臣秀吉の天正期から江戸時代にかけての寺院整備の過程で現在地に収斂したと考えられ、左京区東山麓特有の「寺院街区」を形成している。専念寺はその最北端に位置し、仁王門通の交差点近くで近世から現代にかけて壇家の菩提を守り…