南禅寺(なんぜんじ)の起源は弘安9年(1286年)に遡る。亀山法皇(1249〜1305年)が行幸した亀山の仙洞御所(禅林寺殿)で夜な夜な怪異が起きたため、正応4年(1291年)に無関普門(むかんふもん・大明国師、1212〜1291年)を招いて祈祷させた。無関は見事に怪異を鎮め、亀山法皇はこの地を寺に改めて南禅寺を創建した。開山の無関普門は80歳という高齢で就任し、同年に示寂した。2世・規庵祖円(南院国師)が伽藍の整備を主導した。建武元年(1334年)に後醍醐天皇が南禅寺を京都五山の第一とし、さらに至徳3年(1386年)に足利義満が「五山の上」(五山制度の最高位)に格上げ。これ以降、南禅寺は日本…