釈迦如来(ゴータマ・ブッダ)は実在の人物・歴史的仏陀であり、施無畏印・禅定印などを結ぶ。阿弥陀如来は「誓願によって浄土を建立した仏」で、来迎印・定印を結ぶ。日本では阿弥陀信仰が特に庶民に浸透したが、禅宗(座禅・自力修行)では釈迦如来を本尊とする寺が多い。
「南無(なむ)」は梵語Namasの音訳で「帰依する・お任せする」の意。「阿弥陀仏」は阿弥陀如来のこと。全体として「阿弥陀如来に帰依します」という誓いの言葉である。法然は声に出して唱えることで往生できると説き(口称念仏)、親鸞は「一念の信心」があれば往生は確定すると説いた(信心正因)。
当初は大仏殿(建屋)の中に安置されていたが、史料によると1334年と1369年の台風、および1498年の明応大地震に伴う津波で堂宇が流失したとされる。以来600年近く、阿弥陀如来坐像は青空の下に露座し続けており、その姿が鎌倉の象徴となっている。
善光寺の御開帳は数え年で7年に1度(実際は6年毎)、春(4月〜5月)に約50日間行われる。期間中、本堂前に「回向柱(えこうばしら)」が建てられ、本尊の阿弥陀如来と金糸で繋がれる。柱に触れることで阿弥陀如来と縁を結ぶ儀式は全国から参拝者を集める。
平等院鳳凰堂はなぜ10円硬貨のデザインに使われているか?
平等院鳳凰堂は1994年に世界文化遺産に登録された「古都京都の文化財」の一つで、その優美な姿が日本の伝統美の象徴として10円硬貨(1959年発行以来)のデザインに採用されている。内部の阿弥陀如来坐像(定朝作、1053年)は日本彫刻史上の金字塔で、拝観は事前予約が推奨される。