延暦3年(784年)、桓武天皇が平城京から長岡京へ遷都した際、藤原氏が氏神である奈良・春日大社の四柱の神を大原野の地に勧請したことを創祀とする。平安遷都(794年)後も大原野神社は藤原氏の氏神社として重視され、嘉祥3年(850年)には文徳天皇が、その後も一条天皇・後一条天皇ら歴代天皇の行幸が繰り返された。朝廷の篤い崇敬を受け、二十二社(中社)に列せられ、国家的祭祀の対象となった。鯉沢の池は平安時代に藤原氏によって造営されたと伝わり、奈良・猿沢池を模したものとされる。中世には社勢が一時衰退したとされるが、近世に入り社殿の整備が進められた。明治時代には近代社格制度のもとで府社に列格された。現在も春…