染殿院の歴史は平安時代前期(9世紀)に遡る。文徳天皇(827〜858年)の皇后・藤原明子(ふじわらのあきらけいこ・829〜900年)は、天安2年(858年)に第四皇子の誕生を祈願してこの地の地蔵菩薩に詣でた。その翌年、安和元年(858年)に清和天皇(せいわてんのう・850〜881年)が誕生したと伝わる。
清和天皇(第56代)は9歳で即位し(貞観元年・859年)、在位中に「格式(きゃく・しき)」の整備・武芸の奨励など多くの政策を実施。また源氏の祖として「清和源氏(せいわげんじ)」を輩出した(頼朝・義経・頼光・頼政等が清和源氏の末裔)。染殿院の地蔵は「清和天皇誕生の地蔵」として霊験あらたかとされ…