大同元年(806年)、弘法大師空海が霊泉で竜が眼を洗う姿を目にし、十一面千手千眼観音を感得して開創したと伝わる。以来、眼病平癒の霊場として広く信仰を集めてきた。平安時代より貴族・公家の眼病祈願の場として知られ、嵯峨天皇も眼病平癒を祈願したと伝わる。中世には西山の霊場として歴代の武将や信徒の帰依を受けたとされる。近世には西山浄土宗の寺院として整備が進み、江戸時代を通じて庶民信仰の場としても広く定着した。毎月17日の縁日は弘法大師の縁日として古くから続く慣行であり、多くの参拝者が訪れる習わしが今日まで受け継がれている。近代以降も眼病平癒の観音霊場として篤い信仰が続き、現代では境内に設けられた花手水…