寛弘元年(1004年)、一条天皇の勅願を受けた行円上人が創建した天台宗の寺院で、西国三十三所第19番札所である。行円上人は常に鹿の革を身に纏っていたことから「革聖(かわひじり)」と呼ばれ、寺も「革堂(こうどう)」の通称で広く知られた。創建当初の所在地は一条通北側の出水付近とされるが、応仁の乱(1467〜1477年)の兵火で焼失し、たびたび移転を繰り返した後、現在の寺町通に落ち着いたとされる。中世には巡礼地として多くの参詣者が訪れ、都七福神の寿老人を祀る寺としても信仰を集めた。近世には市中の古刹として庶民の参詣が絶えず、江戸時代を通じて観音信仰の拠点であり続けた。本尊の千手観音像は行円上人の自作…